第15章:AIシステム
AIシステムは、行動ツリーを使用して実装されています。行動ツリーは、ゲーム内のエージェントの意思決定プロセスをモデル化するものです。ツリー構造のノードで構成される一連の意思決定を表現します。これらのノードは2つのタイプに分かれています:葉ノード(Action
)と内部ノード(Selector
およびSequence
)です。
葉ノードはアクションを表し、行動の基本的な構成要素です。各アクションはBehaviourTreeResult
を返し、Success
、Failure
、またはRunning
のいずれかです。
内部ノードであるSelector
およびSequence
は、他のノードのベクターを含みます。これらは、どの子ノードが処理されるか、およびどの順序で処理されるかを決定します。Selector
ノードは、子ノードのうち1つがSuccess
を返すとすぐにSuccess
の結果を返します。一方、Sequence
ノードは、子ノードのうち1つが失敗するとすぐに処理を中止し、Failure
を返します。
tick
メソッドは、行動ツリーを処理するために呼び出されます。ノードのタイプに基づいてアクション、セレクター、またはシーケンスを実行し、AIの意思決定プロセスを進行させます。
Last updated